プランテーション農業とモノカルチャー経済

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プランテーション農業とモノカルチャー経済の関係性について書きました。最初にプランテーション農業について、その後にモノカルチャー経済との関係について解説します。

プランテーション農業とは?

プランテーション農業とは、大規模工場の生産方式を取り入れた商品作物を栽培する農業です。熱帯、亜熱帯地域で、安価な労働力をつかって単一の作物を大量に栽培します。

プランテーション農業でつくられる作物

主な作物として、

  • さとうきび
  • コーヒー
  • カカオ
  • バナナ
  • 油ヤシ
  • 天然ゴム

などがあります。

どこで栽培されているか

プランテーション作物は、それぞれどこで栽培されているか順番にみていきましょう。

さとうきび

ブラジル、インド、キューバなどで栽培されています。熱帯モンスーン地域やサバナ地域でつくられる作物です。多雨であり、収穫期には乾燥することが必要です。

コーヒー

ブラジル、ベトナム、コロンビアで栽培されています。熱帯の高原などで栽培。ブラジルのテラローシャは、玄武岩が風化してできた土壌で、コーヒーの栽培に適しています。

テラローシャなどの間帯土壌については、こちらの記事で解説しています。

参考:間帯土壌の種類と色(テラロッサ、テラローシャ、レグール)

カカオ

コートジボワール、ガーナ、インドネシアで栽培されています。高温多湿の気候を好む作物です。

中国、インド、スリランカ、ケニアで栽培されています。高温多雨で、排水のよい土地が栽培に適しています。日本では、静岡県、鹿児島県、三重県などで生産量が多いです。

バナナ

インド、フィリピン、中国、エクアドル、ブラジルで栽培されています。熱帯地域を中心に栽培されています。

油ヤシ

マレーシア、インドネシア、タイで栽培されています。高温多湿での栽培に適したヤシです。

天然ゴム

タイ、インドネシア、マレーシアなど東南アジアで栽培されています。熱帯雨林気候に適する樹木作物です。幹につけた傷口から分泌する液体を採取します。

プランテーション農業とモノカルチャー経済の関係

プランテーション農業は、ヨーロッパ諸国による植民地支配の過程で始まりました。 ヨーロッパ諸国から独立した各国では、その後も国の主要な産業となり、輸出をするようになりました。

プランテーション農業の特徴は、単一の商品作物を大量に栽培することです。

プランテーション農業のような、単一作物の栽培に依存した農業が国の主な産業となっていることを、モノカルチャー経済といいます。

そのほか農作物以外の、石炭や石油、あるいは金属などの鉱山資源でも同じことがいえます。鉱山資源を採掘・生産し、輸出するという産業に依存した経済も、モノカルチャー経済です。

単一の作物や単一の鉱山資源の生産に依存していると、自然災害が発生したり、市場の状況が変わったときに、国の生産や物流の多くが滞ってしまうことがありえます。そうなると、モノカルチャー経済に依存したその国の経済は、大きな影響を与えられてしまいます。

こちらの記事で、モノカルチャー経済のメリット・デメリットを解説しています。

関連記事:モノカルチャー経済のメリット・デメリット

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