自給的農業の意味と種類

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自給的農業とは、自分でつくって自分で消費をする自家消費が中心の農業のことです。アジアやアフリカに多く見られます。

自給的農業には、焼畑農業、オアシス農業、遊牧などがあります。順番に紹介していきます。

焼畑農業

焼畑農業は、主に熱帯雨林気候でみられます。

森林を伐採し、焼いてできた灰を肥料にして畑作をする農業が、焼畑農業です。数年間、そこで農業をしたら、また別の場所に移ります。

熱帯では、キャッサバ、タロイモなどを栽培します。

上の写真は、熱帯雨林帯ではないですが、サバナ気候のガーナという国を旅した時に見た焼かれた畑です。

もともと、熱帯雨林気候の土壌は、鉄分によって赤っぽいラトソルという土で、養分は少なく、農業に向いていません。そのため、火を入れて、灰を肥料にしています。

数年間、その土地で農業を行ったら、別の場所に移って、また森林を焼いて、新たに焼畑を始めます。

ずっと同じ土地で続けていると、栽培作物が栄養分をつかったり、たくさんの雨で栄養分が流れたりするので、やせた土地になってしまうので、別の土地に移らなくてはいけません。

農業を行ったあとの土地は、放っておけば森林が復活してきます。かなり長い時間はかかりますが。そうすれば、また、その土地にきて、焼畑を行うことができるのです。

土地がやせてきたら、他の場所へ移る。つかった土地は長い年月をかけて回復させるのです。

土地を休ませて、もとの森林と同じような状態まで戻せるだけの時間を休ませてあげないといけないです。でも、人口が増大した地域では、同じ土地で長い期間、耕作を続けたり、まだ休ませている期間が短く、回復していない土地で焼畑をしてしまうと、森林破壊につながってしまいます。

参考:焼畑農業の仕組みとメリット・デメリット、地域と栽培作物

オアシス農業

オアシスとは、乾燥して水のない砂漠のなかでも水が得られる場所のことです。

砂漠のようなとても乾燥した場所では、農業は行うことができませんが、湧き水などによって、水が得られれば農業ができます。

オアシスでよくつくられる作物は、ナツメヤシですね。

このオアシスで行われる農業を、オアシス農業といいます。

湧き水に加えて、地下水路、外来河川の水をつかって行う農業も、オアシス農業に含まれます。

地下水路とは、山の方から乾燥地帯地域によって呼び名が違っていて、イランではカナート、北アフリカではフォガラ、アフガニスタンやパキスタンではカレーズ、中国のウイグル自治区ではカンアルチン(カナルチン)です。

外来河川とは、湿潤で雨の降る地域から流れてきて、乾燥地域を通過していく河川のことです。乾燥地域を通過しても水がなくならないだけの豊富な水量があります。

参考:モロッコのオアシス、ナツメヤシ畑はどんなところ?

遊牧

遊牧とは、移動をしながら放牧をして家畜を育てる牧畜です。家畜のエサになる草、水を求めて移動生活をします。

そんな暮らしですから、組み立てテントなどの移動式の住居をつかっています。

そのテントのことをモンゴルでは「ゲル」と呼び、中国の内モンゴル自治区では、中国語で「パオ」と呼ばれます。そして、中央アジアでは「ユルト」です。

参考:遊牧、移牧、放牧の違いは何?牧畜と酪農の意味についても説明

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