砂漠地帯が広がる中央アジア、西アジア、北アフリカでは、降雨だけでは農業を営むのが難しいです。
ですので、山地の帯水層の水や山麓に湧きだす水を、地下水路で平地まで引っぱってきて、その水を利用して農業をしています。地下水路を利用することで蒸発を防ぐこともできます。
カナート、フォガラ、カレーズとは、すべてこの地下水路のことです。
なぜ、違う言葉なのかというと、地域によって呼び名が変わるからです。
■地域と地下水路の呼び方
地域 | 呼び方 |
---|---|
イラン | カナート |
北アフリカ | フォガラ |
アフガニスタン・パキスタン | カレーズ |
中国ウイグル自治区 | カンアルチン(カナルチン) |
山のふもとの地下水を水源として、末端には耕作地や集落がつくられています。オアシス農業をするために大きな役割を果たしています。
分かりやすかったです。