促成栽培(そくせいさいばい)と抑制栽培の意味と違い

促成栽培(そくせいさいばい)と抑制栽培の違いについて書きました。

促成栽培

促成栽培(そくせいさいばい)とは、作物の生育を促進させ、収穫・出荷する時期を早める方法です。

暖かい気候の地域で、ビニールハウスや温室などを用います。

温暖な気候の宮崎県や高知県では、ピーマンやナスの栽培が盛んです。

農林水産省のサイトで2017年の作況調査(野菜)を見ると、

●ピーマンの収穫量

1位 茨城県
2位 宮崎県
3位 高知県

 

●ナスの収穫量

1位 高地県
2位 熊本県
3位 群馬県

平成29年産指定野菜(春野菜、夏秋野菜等)の作付面積、収穫量及び出荷量

宮崎県や高知県がランクインしています。茨城県では神栖市での生産量が多いです。こちらもビニールハウスを用いて栽培しています。

抑制栽培

収穫・出荷する時期を早める方法が促成栽培でした。

その逆が、抑制栽培です。抑制栽培とは、作物の生育を抑えて、収穫して出荷する時期を遅らせる方法です。

高冷地などで栽培を行います。

長野県の川上村のレタス、群馬の嬬恋村のキャベツが有名です。

農林水産省のサイトで2017年の作況調査(野菜)を見ると、

●レタスの収穫量

1位 長野県
2位 茨城県
3位 群馬県

平成29年産指定野菜(春野菜、夏秋野菜等)の作付面積、収穫量及び出荷量

こちらは長野県のレタス畑の写真です。夏に長野県の山にいったときに、目にしたレタス畑です。

朝早くから収穫作業をしている姿が見られました。

なぜ促成や抑制をするのか

なぜ、促成や抑制をして早めたり、遅めたりするのか。

ふつうに栽培する作物には旬となる時期がありますが、促成栽培や抑制栽培によって、その時期からずらして収穫・出荷をすることができるようになります。

時期はずれの作物は、競争が少ない市場で高い値段で売ることができるので、このような栽培方法がとられるのです。

促成栽培を行う宮崎県、高知県にしても、抑制栽培を行う長野県にしても、東京や大阪などの大都市から離れていますよね。

これは遠郊農業になります。現代のように輸送機関が発達していなければ、遠郊農業は成り立たないわけで、輸送園芸ともいいます。

イチゴも促成栽培によって収穫時期を早める作物です。

本当は5月ごろが旬なのですが、ハウス栽培することで冬になってから出荷、クリスマスのケーキに使うイチゴの需要に対応できるようにしているのです。

   

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