冷涼海岸砂漠(海岸砂漠)のでき方とその例

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砂漠には、どの自然的な要因で形成されるかによって、いくつかの種類に分けられます。この記事では、冷涼海岸砂漠について紹介します。

冷涼海岸砂漠とは、中~低緯度地域で、海岸沿いに冷たい寒流が流れているところにできる砂漠です。大陸の西岸沿いにあります。海岸沿いにできるので、単に海岸砂漠とも呼ばれます。

中緯度~低緯度地域では内陸の空気は温かいですが、寒流が流れてきた海の上では水によって空気が冷やされています。冷やされた空気のほうが重くなります。

冷涼海岸砂漠ができるところでは、内陸の温かい空気よりも、冷やされた空気のほうが重くなっていて、上昇気流が起きません。そのため、雨雲も発生しなくて乾燥するということです。

代表的な例として、海岸沿いにペルー海流が流れるチリのアタカマ砂漠、ベンゲラ海流が流れるアフリカ大陸南西部のナミブ砂漠があります。

どの自然的な要因で形成されるかによって、砂漠には回帰線砂漠、内陸砂漠、雨影砂漠、海岸砂漠があります。
参考:砂漠化の自然的要因(回帰線砂漠、内陸砂漠、雨陰砂漠、海岸砂漠)

 

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