台風、ハリケーン、サイクロンの違い。

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台風、ハリケーン、サイクロンはいずれも勢力が強くなった熱帯低気圧のことですが、それらの違いは、発生した場所です。

熱帯低気圧は、熱帯の赤道付近で発生します。赤道付近の海面温度が高く、強い上昇気流が起こり、貿易風によって、強い風が中心に向かって吹く低気圧が発生します。

熱帯低気圧のうち勢力が強いものが、場所によって、台風、ハリケーン、サイクロンと呼ばれ、暴風、大雨などの災害を引き起こします。

発生した場所によって、その呼び方が変わるのです。

この記事では、どの場所でどの名前になるのか、また、北半球と南半球での回転の違いについて解説します。

熱帯低気圧の呼び方の違い

台風

アジアの太平洋で発生したものです。フィリピンやインドネシアあたりで発生し、その後、日本に上陸したり、日本の東側の太平洋上を進んだり、あるいは中国大陸に上陸したりします。

中心付近の最大風速が秒速17.2m以上の熱帯低気圧が、台風と認定されます。

ハリケーン

北アメリカ近くの東北太平洋、カリブ海、メキシコ湾、大西洋で発生したものです。アメリカやカリブ諸国などに被害をもたらすことが多いです。

中心付近の最大風速が秒速33m以上の熱帯低気圧が、ハリケーンと認定されます。

サイクロン

インド洋やオーストラリア近海で発生したものです。インドやバングラディシュなどに豪雨をもたらします。

 

北半球と南半球では、回転方向が変わります。

関連記事:北半球と南半球での回転の違い。台風・ハリケーン・サイクロン

 

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5 件のコメント

  • 場所によって名前が違ってたんですね。勉強になりました。
    (あとは風邪の強さとか)

    北半球と南半球で、渦巻きの巻き方が変わるのは不思議です。赤道付近でできた渦の卵が、赤道を中心として、北寄りだと反時計回り。南寄りだと、時計回り。・・・になってるのかもしれないなと思いました。地球が右に回っているから、流されてるのかな。

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