白豪主義とは?なぜ始まり、いつ・なぜ廃止されたか

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白豪主義とは、オーストラリアの移民を制限し、白人の国を作り上げようとする政策のことです。読み方は「はくごうしゅぎ」です。

豪とは、オーストラリアを漢字で示したものです。オーストラリアで白人の国をつくるという意味。

オーストラリア大陸に、ヨーロッパのイギリス人が渡って植民地化し、アボリジニという先住民を征服したところから白豪主義は始まったといえるでしょう。

1700年代後半から1800年代前半にかけて植民地化が進められ、先住民のアボリジニなど非白人は差別や排除をされるようになりました。

1850年代にオーストラリアで金鉱が見つかると、一攫千金を狙う人々が殺到しました。中国系の移民が多く、オーストラリアに住んでいた白人の仕事が奪われるなどして労働環境が悪化したため、白人は移民に対して反感をいだくようになりました。

1880~90年代ごろ、白人以外の人々を締め出す動きが強まり、1901年には、白人以外の移民を制限する法律が制定されました。語学ができるかどうかテストを設けるなどし、近隣のアジアなどから白人以外の人種が入ってくることは防止されました。

その後、日本をはじめとした東南アジア諸国の経済が発展し、これらの国々とは貿易関係国としてつながりを深める必要が出てきました。そんなことから、1950年代から1970代の初めまでに差別的な政策は撤廃、白豪主義は断念されました。

そして門戸を開放した現在では、中国やインドなどから移り住む人々が増えていますし、もともとオーストラリアに住んでいたアボリジニの文化を尊重し、多文化主義の方針がかかげられています。

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