死海という怖い名前がつけられた理由

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アラビア半島にある巨大な塩湖「死海」。英語で「Dead Sea」 と呼ばれます。東アフリカの大地溝帯北端、紅海からトルコにのびる断層に位置し、海抜は約マイナス400mで海水面よりも低い場所にあると湖です。

このような怖い名前がつけられているのは、なぜでしょうか。

それは、塩分濃度がとても高くて、魚などの生き物が生息することができないからです。魚を放り込んだら、生きることができず死んでしまうでしょう。そんなことから「死海(Dead Sea)」と呼ばれています。

どのくらい塩分濃度なのかというと、海水の塩分濃度の約10倍です。

とても高い塩分濃度のため、海にプカプカと浮いたり、浮かびながら本や新聞を読んだりすることができます。そんな姿をおさめた死海ならではの写真がよく見られますね。

ふつうの水よりも、塩分が含まれた水のほうが密度が高くなり、そのぶん浮かぶ物体が受ける浮力が大きくなります。塩分がたくさん含まれているほど浮力が大きくなるので、塩分濃度が高い死海では、浮力がとても大きく、人が浮きやすいのです。

下記の記事で塩湖のでき方と世界にある有名な塩湖を紹介しています。

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