オアシスとは、砂漠の中でも湧き水などによって、水が得られる場所です。日本語にすると泉地です。
水のない砂漠では農作物を育てることができませんが、オアシスでは、なつめやし、かんきつ類の栽培などオアシス農業が行われます。
オアシス起源の都市としては、オーストラリアのアリススプリング、マリのトンブクトゥ、中国のカシなどがあります。
私が自転車でモロッコを旅したときに見たオアシスを紹介しましょう。
海岸沿いから内陸部へと進みました。
砂漠の分類としては、
- 岩石砂漠から微粒になって運ばれた砂の堆積で形成される「砂砂漠」
- 岩が風化し、風や水流によって砂が流され、大小の礫が敷かれたようにみえる「礫砂漠」
- 岩が風化してできた砂が風や水に運ばれて、岩盤が露出している「岩砂漠」
があります。
砂漠というと、砂の砂漠をイメージする方が多いと思いますが、この写真のような岩や砂利の砂漠のほうが多くあります。じつは、砂砂漠は、北アメリカでは1%、サハラでは20%くらい、アラビアでも30%くらいで、地球上のほとんどが礫砂漠や岩砂漠なのです。
モロッコの南西部の砂漠は、「礫砂漠」
地図を見ると、これから自分が進む先にはオアシスがあることがわかっていました。
旅をした時期は夏で、ひどく暑く、日差しも強いです。疲れたし、もうダメ・・・。と思っていると、そこへうっすらと緑が見えてきました。
あれは…..?
オアシスです。幻ではない。
さらに近づいていきます。
ナツメヤシが生い茂り日陰を与えてくれて、ナツメヤシの間を流れる水路が涼しげです。心のオアシスというような言葉がありますが、熱い日差しを受けていた砂漠からここにやってくると、安らぎの場所のように感じます。
ネコも気持ちよさそうです。
また、砂漠への道へと出て、次のオアシスに向かって走ります。オアシスは砂漠の中に点々と存在します。
山がちなところでは、谷が開ける部分、扇状地にオアシスが立地していますね。
ちょうど広場で市場が開かれていました。周囲の村々から人々が集まってきます。
街のすぐ外はナツメヤシ畑です。
山の上から見下ろしたオアシスの町です。
まとめ
砂漠には、「砂砂漠」、「礫砂漠」、「岩砂漠」があります。砂漠というと、砂の砂漠のイメージがありますが、実は「砂砂漠」は少ないです。
オアシスでは、砂漠の中でも湧き水によって、水が得られる場所で、ナツメヤシや柑橘類が栽培されます。
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