遊牧民とは、移動をして生活拠点を変えながら、牧畜を営む人々のことです。
季節によって気候的に生活しやすい場所に住むため、水と草を求めるために、家畜と人間がともに移動して牧畜を営みます。こういった牧畜が遊牧と呼ばれて、遊牧をする人々が遊牧民です。
移動をして別の場所に移り住むため、住居は組み立てや移動ができるテント式のものです。
各地域での家畜としては、中央アジア・北アフリカ・西アフリカなどの乾燥地域では、ヤギ、羊、ラクダが飼育されます。
南アメリカのアンデス山脈ではリャマ、アジアのチベット高原などの地域ではアルパカなどが飼育されます。
ヨーロッパ北部のスカンジナビア半島北部、ロシア北部、カナダ北部やアラスカなどでは、トナカイの遊牧が行われます。
参考:遊牧、移牧、放牧の違いとは何?牧畜と酪農の意味についても説明
※住居となる組み立て式のテントは、地域によって名前が変わります。
参考:ゲル、パオ、ユルトの違い(遊牧民の組み立て式テントの名前)
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