平野の種類は、侵食平野と堆積平野に分けることができます。
侵食平野とは、長期の侵食や風化作用によって、地表が平坦になった地形
- 準平原
- 構造平原
などがあります。
堆積平野とは、河川水や海水の堆積作用によってつくられた地形
- 沖積平野
- 台地
- 海岸平野
などがあります。それぞれ解説をしていきます。
侵食平野
準平原
準平原とは、大陸の内部で長い間、侵食作用によって形成されたものです。
地質が古くて、地殻活動も緩やかです。起伏は少ないですが、岩層のかたい部分が残る残丘が見られることがあります。残丘はモナドノックとも呼ばれます。
構造平野
構造平野とは、古い時代からの地層が堆積し、表面が侵食されて形成されたものです。
フランス北部のパリ盆地などで、ケスタ地形が見られます。ケスタ地形とは、かたい地層とやわらかい地層が交互に堆積した層が緩やかに傾斜し、やわらかい地層は侵食されたけれど、かたい地層は侵食されずに残った。そして、丘陵になったものです。
地層が緩やかに傾斜しておらず、水平のときには、かたい層が残って、テーブル上の丘がつくられます。これをメサといいます。メサの小規模なものをビュートといいます。
堆積平野
沖積平野
沖積平野とは、河川によって運ばれた堆積物が堆積してできた平野です。 河川の上流なのか下流なのか、その場所によって、名前や特徴が異なります。上流から、扇状地、氾濫原、三角州などがあります。
台地
台地とは、谷底平野、扇状地、三角州など堆積物によって形成された土地が隆起し、台状の地形になったものです。 河岸段丘、海岸段丘もここに含まれます。
海岸平野
海岸平野とは、もともと海底にあった堆積面が隆起した、または海面が低下したことによって、現れた平野です。 泥や砂、礫からなる平野です。
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