パルプと紙の違いやその関係性が、いまいちつかめない方のためにこの記事を書きました。
パルプとは、紙をつくるためのもとになる植物繊維のことです。
紙の原料は木材ですよね。木材から、紙をつくるまでの工程を見てみると、パルプと紙の関係がわかるかと思います。
紙の製造工程はこちらです。
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この製造工程をみると、まず木材からパルプをつくる工程があります。木材を処理してつくった植物繊維が、パルプと呼ばれるものです。そのパルプをシート状にしたものが、紙となります。
パルプは、木材からだけではなく、古紙からもつくられます。古紙とは、使われたことがある紙で、新聞紙、本、雑誌などの紙です。
古紙を温水と薬品の中でばらばら・どろどろの状態にし、異物やインキを取り除くいて、漂白をするとパルプになります。
木材からつくったパルプを木材パルプというのに対して、古紙からつくったパルプのことを古紙パルプといいます。このパルプから紙をつくると、再生紙と呼ばれる紙になります。
パルプとは木材または古紙から取り出した植物繊維であり、それをシート状にすることで紙となります。パルプが製造過程でできるもので、紙は完成品。これがパルプと紙の関係です。
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