地球の内部は、表面側から、地殻、マントル、核に分けられます。表面にある地殻とは、地球の表面の硬い殻のようなものです。
この地殻がいくつかの板に分かれていて、この板のことをプレートと呼びます。
- 陸部分のプレートは、大陸プレート
- 海部分のプレートは、海洋プレート
です。
プレートの下には、マグマが対流していて、これをマントル対流といいます。
地球の表面近くでは、マントル対流の上で、いくつかの大きなプレートがゆっくりと動いている状態なのです。
これをプレートテクトニクス理論といいます。
プレートの種類
大陸プレートには、
- ユーラシアプレート
- アフリカプレート
- 北アメリカプレート
- 南アメリカプレート
- インド・オーストラリアプレート
- 太平洋プレート
があります。
プレートの境界
いくつかのプレートがゆっくりと動き続けているのので、プレートが離れていく広がる境界、プレートがぶつかりあって狭まる境界が生まれています。また、横にずれる境界もあります。
広がる境界
広がる境界が大陸上にあると、大地が引き裂かれて、陸地に大きな溝ができます。これを地溝といいます。
アフリカ大陸の東部にアフリカ大地溝帯があります。1年に5mmずつ広がっているようですね。
広がる境界が海の中にあると、噴きだしたマグマが急速に冷やされて、大きな海底山脈がつくりだされます。この海底山脈を海嶺(かいれい)といいます。
せばまる境界
一方、狭まる境界では、大陸プレートと大陸プレートがぶつかって押し合うと、大きな山脈ができます。
ネパールのヒマラヤ山脈がそうです。むかしは、インドの土地は、インド亜大陸という独立した大陸であったのですが、プレートの移動によって、インド亜大陸とユーラシア大陸がぶつかり、押し合って今のようなヒマラヤ山脈ができたのです。
大陸プレートと海洋プレートがぶつかるところでは、海洋プレートが大陸プレートの下にもぐりこんでいきます。海洋プレートのほうが重く、大陸プレートのほうが軽いためです。
海洋プレートが沈みこむところに深い溝ができます。これが、海溝です。海溝のなかでも特に深い部分のことを海淵(かいえん)といいます。
日本のすぐ東には、日本海溝があり、その南にはマリアナ海溝があります。
ずれる境界
2つのプレートが横にずれている境界です。そのずれの境界で、地層が切断されてずれだものをトランスフォーム断層といいます。
ずれる境界としては、アメリカのカリフォルニア州のサンアンドレアス断層があります。
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