三角州で稲作が行われる理由

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三角州の土地は、稲作が盛んで、一大産地になることが多いです。

世界的に大きな三角州であるベトナム南部のメコンデルタ、タイのチャオプラヤデルタ、エジプトのナイル川デルタなどは稲作の一大産地です。

2017年の統計で、ベトナムの米の生産量は世界第5位、タイは世界第6位です。エジプトはアフリカ最大の米生産国となっています。

三角州では、なぜ稲作が盛んになるのでしょうか。

その理由は、水が得やすいため、また平坦な土地であるためです。

河口付近に位置する三角州では、小さな粒の土砂がたまり、水はけが悪いです。(河川上流の斜面では逆に粒の大きい土砂が堆積して、水が浸透しやすく水はけがよくなります。)

水はけが悪いということは、水がたまりやすいということです。そして、水田には水をためなくてはいけないですから、平坦な土地のほうがいいです。水がたまりやすくて平坦で三角州は、水田に適した土地となります。

関連記事:アフリカの米の最大生産国がエジプトである理由

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