ニュージーランドの農業。人口よりも何倍も多い羊の頭数

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最初にニュージーランドの気候、次に主な農業について書きました。

ニュージーランドの気候

ケッペンの気候区分でいうと、全土が西岸海洋性気候です。夏は涼しく、冬の寒さもそこまで厳しいわけではありません。年間の気温差が比較的小さい気候になっています。

ニュージーランドは、大きく北島と南島に分かれています。

南島にはサザンアルプス山脈があり、ニュージーランドの最高峰、マウント・クックもこの山脈に位置しています。

偏西風の影響を受けて、山脈の西側では年中雨が多くなっています。山脈の東側には、山脈を越えるときに雨を降らせて乾燥した風が吹き、西側に比べると乾燥しています。

ニュージーランドの農業

酪農、畜産が盛んで、バターや羊毛の生産・輸出では、世界のなかでも上位になります。

人口435万人に対する羊の飼育頭数は、なんと2752万7000頭。毛と肉兼用種であるコリデール種の飼育が盛んです。※総務省統計局 世界の統計2019のデータを参照

北島では酪農、牧羊

北島最大の都市であるオークランド周辺などで酪農が盛んです。バターの生産量・輸出量は世界トップクラスです。

南島の東側では牧羊、小麦栽培

南島のサザンアルプス山脈の東側で、広く牧羊が行われています。偏西風の風下側になる斜面などによくみられます。

また、南島の最大の都市、クライストチャーチの位置するカンタベリー地方など、牧羊と小麦栽培の混合農業がみられる場所もあります。

南島の西側

偏西風の影響をうけて多雨となる南島西側の地域では、林業が盛ん。木材の輸出もしています。

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