東南アジアの国には、ユーラシア大陸南東部・インドシナ半島部分のベトナム、タイ、マレーシアと、島国であるフィリピン、インドネシアなどがあります。
ここでは、どんな農業が行われているか?
大別すると、
- インドシナ半島部分のベトナム、タイ、マレーシアではアジア式稲作農業
- 島国であるフィリピン、インドネシアでは、プランテーション農業
があります。
ベトナムのメコン川、タイのチャオプラヤ川、ミャンマーのエーヤワディ川などの大河川の下流域は、稲作の大産地となっています。
国ごとに行われている農業を見ていきましょう。
ベトナム
メコン川流域で稲作が盛んです。メコン川はチベット高原が源流で、中国雲南省、ミャンマー・ラオス・タイの国境をとおり、カンボジアを通って、ベトナムから南シナ海へと流れています。
河口付近は、大きな三角州となっていて、メコンデルタと呼ばれます。
大きな河川の三角州では、大きな稲作地帯がつくられます。メコンデルタでも例にもれず、肥沃な土地を活かして、稲作が行われています。
タイ
チャオプラヤ川流域で稲作が盛んです。三角州が形成されていて、稲作の中心地になっています。タイでは、プランテーションでの天然ゴム、さとうき栽培なども行われています。
マレーシア
プランテーション農業で、油ヤシの栽培が盛んです。かつては、天然ゴムの生産が盛んでしたが、油ヤシへの転換が進んでいます。
インドネシア
ジャワ島ではコーヒーのプランテーション農業、外島では天然ゴムや油やしのプランテーション農業が行われています。
やはり稲作も行われていて、山の斜面を利用した棚田での稲作が行われています。
※インドネシアの外島とは、首都ジャカルタがあるジャワ島以外の島のことです。
フィリピン
東海岸では、ココやし、西海岸ではさとうきび、また稲作も盛んです。フィリピンのルソン島では、棚田が見られます。
まとめ
以上、東南アジアの農業について買いました。大別すると、
- インドシナ半島部分のベトナム、タイ、マレーシアではアジア式稲作農業
- 島国であるフィリピン、インドネシアでは、プランテーション農業
があり、東南アジアの農業の中心になっています。
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