稲の栽培方法(水稲、浮稲、陸稲の違い)

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稲作は、地域によってその栽培方法が異なります。

日本で見られる栽培方法は、水稲(すいとう)ですが、他のアジアの国では、浮稲(うきいね)、陸稲(りくとう)といった栽培方法が見られます。

この記事では、3つの栽培方法を紹介します。

水稲(すいとう)

水稲とは、水田で栽培される稲です。日本で目にするのは、この水稲ですね。

単位面積あたりの収量は、陸稲よりも多いです。水が豊富なところで、気候や成長度合いによって、水田の水かさをコントロールします。

浮稲(うきいね)

浮稲とは、水が少ないときに直播きをして、水が増えて水位が上昇するにしたがって、穂先を水面から出して生育させる方法です。

苗床である程度育った苗を田んぼに移す移植栽培によって、栽培されます。

季節によって多量の雨水があったり洪水があったりして、水かさが増すような場所で育てる稲。

東南アジアやインドなどの低湿地域に見られます。東南アジアの大河川流域のデルタ地帯では、雨季には数mの水に浸かります。

単位面積あたりの収穫量は少ないです。

陸稲(りくとう)

陸稲とは、畑で栽培される稲のことです。日本の田んぼのように、水を張ることはありません。

水はけがよい土地を耕してから、直播によって栽培を始めます。インドのアッサム地方、ブラジルなどで行われます。

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