ロシアの気候帯は、亜寒帯、寒帯、また乾燥帯で、農業をするには不利な土地が多いです。
寒帯のツンドラ気候地域、農業の三角地帯について書きました。
ツンドラ気候の地域
まず、北部のツンドラ気候ETの地域では、作物を育てることができません。寒さに強いトナカイの遊牧が行われています。
夏になっても、月の平均気温が10℃未満~0℃以上。夏のあいだだけ地表付近の永久凍土がとけて、少しの草やコケ類が広がる地域です。
農業三角地帯での穀物栽培
・北西部のサンクトペテルブルク
・南西部のオデッサ
・バイカル湖付近のイルクーツク
の3つの都市を結んだ地帯を、農業の三角地帯と呼びます。
この範囲のなかに、黒っぽい土壌「チェルノーゼム」が広がる地域があります。このチェルノーゼムの肥沃な土地では、小麦栽培が盛んです。
また。モスクワを中心とする地域では、混合農業が行われています。
ロシア全体では、寒いところが多くて農業には不利ですが、この農業の三角地帯のなかでもとくにチェルノーゼムの分布する土地は、大農業地帯となっています。
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