扇状地と三角州の違い

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扇状地と三角州の違いについて書きました。

扇状地も三角州も、河川によって運ばれた堆積物によってできた地形です。さらに、形も扇形で、似たような形になることがあります。

(三角州は、扇状の形にならない場合もあります。)

その違いは、

  • つくられる場所
  • 堆積物と土地質
  • 土地の利用方法

にあります。

扇状地のでき方と特徴

扇状地は、山の麓に見られる扇状、または半円状の地形です。山に流れる川が山の土砂を削ります。削り取られた土砂が、山の谷を流れていきます。そして谷が平野に開くところに、その土砂が堆積します。

甲府盆地にある扇状地/Google マップ

谷が平地に開けるところなのでやや傾斜があり、流れが急ですので、土砂のなかで重いもの、つまり石粒のような大きなものだけが堆積します。砂や泥のように軽いものは、ここで堆積することはなく、より下流に流れていきます。

扇状地の中腹では、川の水が土地の下にしみこんで、流れが地表には見えません。これは、水はけがよいということです。

傾斜があって水はけがよいとなると、水田をつくって水をはることには向いていません。果樹園として利用されることが多いです。

三角州のでき方と特徴

三角州とは、河川が海に流れ込むところに形成される低平地です。河川で運ばれてきた泥のような小さな粒が堆積します。

広島の三角州 都市が発達しています/Google マップ

大きい粒で重い土砂は、上流の扇状地などに堆積していて、下流の三角州のところまでは流れてきません。

三角州は、水はけが悪く、水田に利用されることが多いです、また、都市が形成されることもあります。

扇状地と三角州の違い

扇状地と三角州の違いを表にまとめました。

扇状地三角州
つくられる場所山の麓で傾斜がある河川が海に流れ込むところ、低い平地
堆積物と土地質粒の大きい土砂(砂礫)が堆積する。水はけがよい粒の小さい砂や泥が堆積する。水はけが悪い
土地の利用方法水はけがよく傾斜もあるので、果樹園として利用水はけが悪い、つまり水がたまりやすく、平地なので、水田として利用

 

扇状地も三角州も、河川が運んできた堆積物によってつくられた地形でしたね。河川の堆積作用によってつくられる地形のことを、沖積平野といいます。沖積平野のなかに、扇状地、氾濫原、三角州があります。

参考:沖積平野の地形の種類(扇状地、氾濫原、三角州)

 

扇状地のなかにも、上流、中流、下流で違いがあります。下記の記事で解説をしています。

参考:扇状地の扇頂、扇央、扇端

 

三角州には、鳥趾状三角州、円弧状三角州、カスプ状三角州があります。下記の記事でその3種類についてでき方や特徴を解説しています。

参考:三角州ができる仕組みと三角州の種類(鳥趾状三角州・円弧状三角州・カスプ状三角州)

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