根菜類の意味と地下茎・根・担根体の違い

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根菜類の意味、また地下茎と根の違いについて解説します。

根菜類とは

根菜類とは、大きくなった地下茎や根を食べる野菜のことです。 ニンジン、ダイコン、ゴボウなどがあります。

食用だけでなく飼料用として利用されるものとしてカブ、加工用としてテンサイがあります。

地下茎と根と担根体

地下茎(ちかけい)

地下茎(ちかけい)とは、地中に埋もれる茎(くき)のことです。水分や栄養分を運ぶ器官で、基本的な構造は、地上の茎と同じです。

地下茎を食べる作物には、ジャガイモ、サトイモ、ショウガ、レンコンがあります。

根は、地中の水分や栄養分を吸収する器官です。

根を食べる作物には、ダイコン、ニンジン、カブ、サツマイモ、カブがあります。

ジャガイモとサツマイモは似たようなものに見えますが、一方は茎、もう一方は根という違いがあります。

ジャガイモは茎なので、表面がつるつるしていて、細かいヒゲのような根(側根)は生えていません。

サツマイモは根で、細かいヒゲのような根(側根)が生えています。

担根体(たんこんたい)

地下茎と根の両方の性質を持つ器官もあり、担根体(たんこんたい)と呼ばれます。担根体を食べる作物としては、ヤムイモやナガイモがあります。

根菜類が土壌に果たす役割

根菜類は土壌のなかに根がのびていきますから、土壌を深く耕す役割があります。

混合農業に根菜類の栽培が組み込まれています。混合農業では圃場を4つに分けて、

  • 冬に小麦を栽培する農地
  • 根菜類を栽培する農地
  • 夏に大麦を栽培する農地
  • 牧草を栽培する農地

として、ローテーションを回していきます。根菜類の栽培は、土壌の改善をする役割を果たします。

参考:二圃式農業→三圃式農業→混合農業への発展

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