ケッペンの気候区分で、乾燥気候の記号はBです。
Bの後ろに大文字のS、またはWをつけて、
- BS ステップ気候
- BW 砂漠気候
となります。
熱帯のAや温帯のC、亜寒帯のDの後ろには、f、s、w、mなどのアルファベット小文字がつきますけど、乾燥気候のB場合は、大文字のSかWがつきます。
その記号の意味について解説します。
S
Sは、ドイツ語で草原という意味のSteppe(ステッペ)の頭文字をとったものです。
Sをつけて、ステップ気候BSとなります。
W
Wは、ドイツ語で砂漠という意味のWüste(ヴューステ)の頭文字をとったものです。
Wをつけて、砂漠気候のBWとなります。
Steppe(ステッペ)もWüste(ヴューステ)もドイツ語です。この気候区分をつくったケッペンは、ドイツ人なので、ドイツ語の単語がつかわれています。
ところで、
f、s、w、mの小文字は、年中湿潤なのか、乾季が夏なのか・冬なのか、年中湿潤と乾季があるの中間なのか…といったことを示すものです。
下記の記事で説明しています。
参考:気候区分で使われる小文字f、s、w、mの意味とその違い
コメントを残す